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令和2年度 身体障害者部会④ 

 令和3年2月24日(水)15:30~17:00 Google meetによるオンライン会議を開催いたしました。

 今回は司会者の提案で,会議の前半に,「アプリセーション」として,1人2分間(合理的配慮が必要な場合には3分間)でテーマ『今年度で一番嬉しかった事,やり切ったと思う事』について自己の体験を語っていただきました。「アプリセーション」とは,ピアカウンセリングの手法の一つで,自分自身を褒めることで自己肯定感を高めるという目的があり,この体験を皆で分かち合うことを大事にしています。

 今回が今年度最後の身体障害者部会ということもあって,今年度のまとめとしてゆっくりとお互いの近況を語り合うことができました。また,日頃の労を自身でねぎらい,それを聴いている側も癒され,お互いにとって貴重な時間になったのではないかと思います。

 

 続いて,「来年度に向けて,部会で取り組んでみたいこと」について,ご意見を述べていただきました。  障害者差別解消法について,広島市障害者差別解消推進条例ができているにもかかわらず(昨年10月~施行),タクシーや医療機関など実際に差別と感じてしまう場面があったということを挙げられました。

 もしも無知からくる偏見であれば,地道に啓発や活動を行うことで解決の道ができるのではないかというご意見が挙がりました。

 また,行政や民間事業者へのアプローチ以外にも,子どもの頃からの普及啓発として教育現場へのアプローチも今後何かしらできればよいのではないかというご意見もありました。  

 広島市自立支援協議会の各区地域部会の運営は,ご存じの通り,行政が障害者基幹相談支援センター(安佐南区ではリガーレ)にその業務を委託しています。

 安佐南区地域部会では,このホームページのトップ「障害者自立支援協議会とは」で説明がありますように,「安佐南区に関わる全ての方々が関係者になり得る方として,できるだけ多くの方に参加してもらい,連携をはかることで地域全体で障害者に対する理解と支援体制を構築していく。」また,「障害の有無に関係なく,すべての人が普通に生活できる地域づくりを目的とする。」ことを目的・方針に掲げています。

 

 この度,身体障害者部会で挙がった課題を大事に温めていき,障がい者の人権を尊重できる差別のない社会づくりを目指し,安佐南区地域部会として,これらの声を直接広島市に伝える役目があることを再認識させていただきました。また同時に,当部会を通じて何かしらの成果を形としてあげられるように,今後も真摯に取組んでいきたいと考えています。  

 

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