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ひまわりのたね

知的障害者部会の取組のひとつとして,今年度は施設見学を行うことが決まりました。そこで,6月22日に部会員でもある特定非営利法人かぞくの家さくら「ひまわりのたね」を見学させていただきました。                        「ひまわりのたね」は単独型の日中一時支援と短期入所を行っている県内でも珍しい事業所です。看護師で理事長でもある岩本氏が地域や保護者から何が一番必要とされているのかを熟考した結果,こういう場所があると少しでも長く家族や地域社会で生活することができるようになるのではという思いで立ち上げた事業所です。                              「ひまわりのたね」を利用するためには会員になる必要がありますが(定員60名で1年ごとに4月1日更新),やはりニーズも高く,更新・新規受付の時期にすぐにいっぱいになる状況で利用者は広島市内に限らず,岩国や広からの利用もあるそうです。ただし,非会員でも緊急時の場合は受け入れも可能ということです。(要相談)                                建物の中には,障害特性や安全面に対して,さまざまな配慮がなされている作りになっており,また,理事長の趣味?のディズニーキャラクターが所々に装飾され,楽しませてくれます。トイレや付近の床などにも水滴も落ちてなく,職員の危機管理意識の高さもうかがえました。日中一時支援の内容は,午前・午後と商品作り(缶バッジや編み物などの小物や野菜)や配達,販売などの様々な活動を提供しており,本人や家族の方が安心して楽しく過ごせる活動に取り組んでいることがわかりました。その他,販売店舗はないが「ひまわりのたねMEAL」という名称でお菓子やパンなどを専門のスタッフが製造,販売する部門があり,ひまわりのたねで収穫した野菜などを使用しており,とてもおいしいという評判です。このMEALの注文された商品の販売や配達も利用者の活動のひとつになっているようです。こういった施設はニーズは多いものの,運営面で困難もあるため,なかなか増えないという現状があり設置基準や人員配置などの規制緩和を保護者から訴えてほしいなどの話で締めくくりました。                                  最後に,「ひまわりのたねMEAL」で作ったバタークッキーを購入して帰りました。                      お忙しい中,熱い思いを聞かせていただいた岩本理事長,ご協力していただいた職員の皆様ありがとうございました。

活動の様子 1階作業室

ロールカーテンを利用して,すぐに仕切ることができプライバシーにも配慮している。

ロールカーテンを利用し,余分は視覚的な刺激を遮断している。

壁はクロスを剥がし異食などがあるため,素地のみの壁を使用している。

収納場所は施錠し,異食防止に努めている。

2階,短期入所の居室

1階の浴室

体育教員免許を持つ職員が個別の運動プログラムを作成し提供している。

ひまわりのたねMEAL お菓子やパンなどを製造している。

2階の浴室。トイレ,浴室など扉で仕切られているが,たくさんの出入り口がある。

最後に岩本理事長の熱い思いを

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