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令和2年度 知的障害者部会④

 令和3年1月20日(水)10:00~12:00 知的障害者部会としては初めてのオンライン会議(「Google Meet」を使用)を開催いたしました。

 パソコンの画面上に参加者の面々が映し出されたことを確認して会議を開始しました。オンライン会議に初参加の方もいらっしゃることから,会議の進行をスムーズに行うために,まず最初に事務局より注意事項のご説明を行っております。  部会委員ができるだけ参加できるように,事前の動作確認(現地の環境設定を含む)にしっかり事務局が応じ,オンラインのスムーズな移行に協力させていただいているところです。    自己紹介の後は,各部会委員から近況について報告し合いました(新型コロナウィルス感染拡大による影響と対応についてを含む)。  昨今の感染防止により,知的障害のある方の暮らしの変化や,それに伴う支援者の対応がどのように変化しているのか等について情報交換をしています。具体的には,通所回数が減り体調不良が生じている利用者のケースや,定例会の中止で地域の支援者の情報交換の場が減っている例などが挙がりました。

   後半は研修会として,法テラスの弁護士から,概要説明を行っていただきました。障害のある方や支援者に法テラスを広めていきたいとの思いを持っておられ,同様の研修会を地域部会内で順次行う予定です(令和2年12月23日の記事を参照)。新型コロナウィルス感染防止策として,現在は対面面談は行われておらず,電話相談で対応中です。相談する側としてはまだまだ「敷居が高い」というイメージがありますが部会内でも同様の声が挙がりました。法テラスは,相談しやすい総合案内所として国が設立した背景があります。相談に至るまでの「敷居を低くする」ことで,問題が大きくなる前に早めに問題解決に繋がるとの事でした。無料相談や,法律相談の費用の立て替えや免除もあります(要相談)。弁護士と福祉関係機関との連携の例も多々あり,複雑な問題に対応していくためにも福祉専門職と連携して役割分担をして解決していった事例を教えていただきました。今回,気軽に相談しやすい関係を互いに望んでいることを共有できたことが収穫となりました。

   また,事務局からは現在の広島市の相談支援体制について説明をしています。「障害者ケアマネジメント」の視点が広まり,障害者ひとりひとりの充実した生活基盤づくりに専門職が関わる意味を福祉関係者でしっかりと押さえることが大事になってきます。現在は,令和3年4月からの障害(児)者福祉計画で目標値が落とし込めるように,計画相談(障害(児)者に対し相談支援専門員が作成するサービス等利用計画)の必要性の共通認識づくりを目指して専門部会で取り組んでいるところです。    そのためにも,知的障害者部会の目的である「知的障害者における地域課題などを提起していき,共有・解決に向けての協議をしていくこと。」については,今回の部会でも挙がった点など課題を蓄積して安佐南区地域部会(区)から広島市自市支援協議会(市)へと提起していく方針です。  また,同じく部会の目的である「イベントなどを通して社会を巻き込んでいき,地域に対して啓発していくこと」については,残念ながらイベント開催は中止を余儀なくされている昨今ですが,夢や構想は今のうち温めていくことは可能であり,そのうち明るい話し合いも大事にしていけたらと思います。

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