令和2年度 児童発達支援事業所連絡会②
令和2年10月30日(金)10:30~12:00 安佐南区福祉センターで開催いたしました。
司会はNPO法人コミュニティーリーダー ひゅーるぽん子ども発達支援センターさんが執り行いました。
各事業所からの伝達として,事務局の安佐南区障害者基幹相談支援センター リガーレより「サービス等利用計画を使用した『災害後の生活支援システム』の事前登録に係る基本情報書」の改定版に至った経緯と記入の仕方の詳細説明をいたしました。現在,児童の障害児支援利用計画の作成率が全国の中でも広島県は低く,安佐南区でも福祉サービスを利用する場合にはセルフプランを作成して行政に提出するというケースが多いという現状があります。
「災害後の生活支援」は,障害児支援利用計画またはセルフプランと一緒に行政に提出することで事前登録が完了されます。
障害児の身近な通所先の障害児通所支援事業所に向けて,「災害後の生活支援システム」についての丁寧な説明を事業所連絡会の中で行うことで,災害に備えた体制を地域の中で広めていきたいと思います。
また,事務局より,コロナ禍で集合会議が中止になった場合に備えて,いきなり事業所連絡会メンバー全員がリモート会議での参加は難しいため,パソコンの通信環境が整わない方への配慮としてパソコンを会場に持ち込んで集合会議(集合研修)をしつつ同時開催でリモート会議(リモート研修)を行うということについて,事業所連絡会内で合意がとれました。
また,安佐南区地域部会全体会は大規模人数の参加となり,各部会・事業所連絡会の議事録を個人情報を配慮して全体会参加者全員にお送りすることで開催に代えるという提案をいたしました。児童発達支援事業所連絡会でも合意がとれましたので,他の部会・事業所連絡会でも同様に提案していく予定です。
後半は,小グループワークに分かれて,様々な理由で複数の事業所を利用している場合に,複数事業所間の情報共有の方法について話し合いました。
計画相談で相談支援専門員がついている場合も,セルフプランの場合にも,ひとりの障害児をとりまく環境はこどもの成長と発達に大きく影響していきます。「日頃からの各事業所同士の顔の見える関係づくりが大切」という意見など,様々な意見が出ました。
多機関の関係者・支援者が横の繋がりを持って連携体制を敷いていくことで,障害のある子どもの発達を地域全体で見守ることが重要であるということを今回の事業所連絡会で確認することができました。
今後も,障害のある子どもにかかわる支援者として何ができるかについて検討していく予定です。
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