令和2年度 知的障害者部会③
令和2年11月25日(水)10:00~12:00 安佐南区福祉センターにて開催いたしました。
事務局のリガーレより,県内でも新型コロナウィルスの感染者が少し増えている状況に対し,新たな通達は出てきておりませんが,日々刻々と状況が変化していることから,広島市の公式ホームページで最新情報が確認できることをお知らせしています。
感染拡大防止の観点で,例えば緊急事態宣言時に通所の利用者への在宅支援が可能となった経緯がありますが,今後同じような事態が起きた際には,広島市から福祉サービス事業所等における対応について代替方法等が提示されることをご説明しています。
また,部会員の各所属機関での新型コロナウィルス感染の取組についての情報交換を行っています。
家族会団体の部会員からは,活動休止の問題,自宅に閉じこもりがちとなる障害児・者の問題などがみえてきました。
これまでの団体内での保護者同士の繋がりを持つためにLINEなどのツールの活用や,現地開催を人数制限をする等,それぞれ工夫をしながら活動や運営している状況がみえました。その他各部会員から情報交換という形でそれぞれの立場で新型コロナウィルス対応について,単身アパート運営会社,相談支援事業所,障害者福祉施設,行政から語って頂きました。
事務局からは以下についてご説明いたしました。
1.「相談支援専門員の計画相談の実態調査」について
広島市の相談支援専門員の従事者数の拡充と,計画件数を上げていくことにより,ひとりの障害児・者にひとりの相談支援専門員を付けること(計画相談)について,H24年度から国として本格的に実施して全国各地で100%の達成をしている中,広島市では未だ達成できていない状況があります(ちなみに,計画相談をしていない方はセルフプランで利用申請)。
⇒【計画相談達成率は障害児25%,障害者74% :平成31年4月1日現在】
可及的速やかに広島市でも行っていけるように,数値目標として,令和3年度の「第2期広島市障害児福祉計画」,「第6期広島市シ障害福祉計画」の中に盛り込めるよう,今年度新たに新任した広島市自立支援協議会全体会の専門部会チームで取り組んでいく(チームの一員にリガーレ所長加入)ことをご説明いたしました。
2.「災害対策基本法改正」について
高齢者や障害者の要支援者の一時避難の個別計画作成が,このたび市町村の努力義務となりました。元々,広島市では障害児・者の「災害後の生活支援」という一時避難後の生活再建のシステムがありました。
先程の,1.の計画相談としてきちんと障害児・者を相談支援専門員が付いていく必要や,既存のシステムと,この度の改正の避難行動がうまく連動していく必要があります。
障害児・者にとってよい方向となるように,これからも動向を見守っていけたらと思います。
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