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令和2年度 知的障害者部会②

 令和2年9月23日(水)10:00~12:00 安佐南区福祉センターで開催いたしました。

 今回の部会では,初めての取組として,会場とオンラインの同時開催で行う会議のデモンストレーションを行いました。密を避けて会場に集まった部会員と,パソコンからオンライン会議のできる「google meet」を通してリガーレ事務局1名が参加し,プロジェクターに映して行う形をとりました。

 フリーWifiの環境整備が課題ですが,こうした会議形式が可能とわかり,これを参考にして今後の安佐南区地域部会の運営をしていきたいと考えています。

 つづいて,情報交換として,リガーレ事務局より広島市障害者福祉計画についての説明を行いました。来年度,第6期広島市障害福祉計画と第2期広島市障害児福祉計画が策定されます。平成24年から障害児者全員に相談支援員が計画相談支援を行い,サービス等利用計画を立てていく障害者ケアマネジメントを目指していましたが,平成27年の本格実施を経ても,尚,現在もなかなか100%に至らない現実があります。障害児に至っては25%の計画作成率,その他はセルフプランとなっており,計画相談の定着率が低い状況となっています。

 これらの背景には,様々な課題があり,複合的な要因が絡んでおります。各相談支援事業所受け入れが可能となるよう広島市にしっかりと課題について検証してもらえるように,安佐南区地域部会から現状を吸い上げて広島市(広島市自立支援協議会)に発信していく方向です。

 後半は,各グループに分かれて今年度の運営方法について話合いを行いました。

 各区自立支援協議会の可視化としてホームページ等の活用,リモート会議を効率化するためのメールの活用,知的障害者の方が住みやすい社会資源マップづくり,知的障害者Q&Aの冊子を活用して困りごとを抽出し啓発していく事,障害者差別解消法の勉強会,各事業所説明会,リモート会議の勉強,新型コロナウィルス対応の実践報告会など,他にも様々な具体的な案が出てまいりました。

 グループ発表者は,マイクを通して会場の音声拡張をするのと同時に,パソコンの前に座ってオンライン通話することで,オンライン参加の参加者にも伝わる方式をとりました。これにより,会場とオンラインの参加者が一体となることができたのではないかと思います。

 また,新型コロナウィルス対応で,これまで当たり前だったことが出来なくなった現状もグループワークで共有することができました。

 最後に,部会運営の仕方として,研修開催についても,今回のように会議開催と同日同時間帯でオンライン参加の形ですすめていけることが可能であることを知的障害者部会全体で共有しました。

 感染対策をしっかりと行い諸事情で代替方法を行うことは必須ですが,人と接することでしか得られない大事な忘れてはならないことについて感じることのできた部会となりました。

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