令和2年度 精神障害者部会②
令和2年9月9日(水)16:00~17:00 安佐南区福祉センターで開催しました。
「安佐南区自立支援協議会 精神障害者部会」と「地域活動支援センターⅢ型・交流会」が合同で開催するのは今回が初めてです。そのため,新たな団体・事業所が加入されており,まずは自己紹介を行いました。
前回の部会で,広島市障害福祉計画で掲げる「精神障害にも対応した地域包括支援システムの構築」を協議する場として精神障害者部会を位置づけ,以前から部会で取り組んでいた区内の精神障害分野の関係機関を対象とした「アンケート結果」から抽出した地域課題と連動し,成果をあげていくことを確認しておりました。
今回は,安佐南区の精神保健に関する相談先として行政の立場で保健師2名から,①安佐南区の障害福祉(精神障害を主に)の現状,②「精神障害にも対応した地域包括支援システム」にある地域課題につなげるための6つの構成要素の説明を行っていただきました。
6つの構成要素とは「医療」「障害福祉・介護」「住まい」「保健・予防」「社会参加(就労)」「地域の助け合い・教育(普及啓発)」となります。これらは,国が示す「精神障害にも対応した地域包括支援システム」の中で欠かせない構成要素として厚生労働省が示しているものです。
「精神障害にも対応した地域包括支援システム」とは,精神障害のある方の病気の予防,退院が可能な長期入院者の受入,疾病・障害の地域住民の理解促進,地域で暮らすための社会資源の整備など,精神障害を取り巻く諸問題について取り組む地域包括ケアのことを指します。
部会としては,アンケート分析のツールとして6つの構成要素を使用することになりました。
令和2年度の年間計画では,3か月ごとの開催の予定です。今月,11月,令和3年1月,3月の計4回の部会で「地域アセスメント」として上記をカテゴリー別に分けてグループワークを行い,現状と課題を分析して,各関係機関の役割分担を行うことになりました。
現状や課題の確認をするだけではなく,これをさらに国の方針と照らして,区の取り組みとして,しっかりと話し合っていく方向です。