令和2年度 精神障害者部会④

　令和2年3月18日（水）16：00～17：15　リモート会議で開催いたしました。

　今年度は，1月に開催する予定でしたが，グループワークを中心とする内容の会議であるため中止としておりましたが，このたび再開することができました。

　内容としては，前回の引き続き「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」という，精神障害者の退院可能な方の長期入院（社会的入院）の解決に向けて，入院医療中心から地域で生活できるようにしていく国の方策があります。

　各自治体によって取組は様々ですが，広島市としては，第5期広島市障害福祉計画で「精神病床における1年以上の長期入院者数」「精神病床における早期退院率」の目標値を策定し，地域移行に取り組んでいます。 　安佐南区では，行政・精神科病院・精神障害者対象のグループホームやアパートなどの入居施設・地域の家族会・相談支援事業所・精神障害者を対象とした通所事業所等で編成された，精神障害者部会委員で，現在構想を練っている段階です。

　これまで，精神保健福祉分野の支援者を対象にしたアンケート結果を基に，地域課題を「医療」「住まい」「障害福祉・介護」「地域の助け合い・教育(普及啓発）」「社会参加(就労）」「保健・予防」の６つのカテゴリーに分けて現状と課題を整理したところでした。 　今回は，「精神障害者の一層の地域移行をすすめるための地域づくりの推進」としまして，来年度以降の取組として「精神障害者が地域で生活するために必要な障害福祉・介護サービスの確保と利用・連携を図る」ことを念頭の目標としてすすめていくことを確認しています。

　今後は，観点から，安佐南区の地域性や課題を踏まえて，具体的な取り組みを年間計画で定期的に各カテゴリーごとにグーループに分かれて話しあうことになっています。 　

　今後も，精神障害をお持ちの方が安心して暮らせるように地域づくりを行っていく方向です。